フッキ―の「ボイストレーニングのポイント2」
みなさんこんにちは、
アイズ金山校のフッキーこと福田です。
1月はボイストレーニングのポイントということで、
必要な環境やツールなど取り上げました。
今回は、無理なくあなた自身に適したボイストレーニングを行っていただくために、
「声の分類」についてお話させてもらいます。
あなたの声の種類がどのタイプに属するかは、
声区の移行が発声する場所、
声域、声質などの要素から総合的に判断します。
ちょっと用語の確認です。
声区(ボーカル・レジスター)とは、
特定の筋肉の使い方で発声し、似かよった声質を持つピッチの範囲を指します。
声域(ボーカル・レンジ)とは、
歌うことのできる最低音から最高音までの全範囲という意味です。
基本的な声のタイプには6つあり、
ソプラノ、メゾ・ソプラノ、アルト、テナー(テノール)、バリトン、バスがあります。
ほとんどの歌手はこれらの分類のどれかに属します。
一般的にソプラノ~アルトが女声、
テナー~バスが男声で分類されます。
下にそれぞれのタイプのおおよその音域を示していきますが、
とくに重要なことは、それぞれの個人の楽器(身体的な)と
スキルのレベルでも変わってくるということです。
それでは、各タイプの音域を見ていきます。
キーボードの真ん中にある中央のドをC4とした場合
(音楽制作では一般的な表示方法)
バス E2~E4
バリトン G2~G4
テナー C3~C5
アルト G3~G5
メゾ・ソプラノ G3~A5
ソプラノ A3~F6
ベルティング G3~E5
最後のベルティングは、声の種類というよりも、
女性がチェストボイス(地声とか表声ともいう)を使って歌うスタイルのことです。
ほんの一例ですがセリーヌ・ディオンとかマライア・キャリー、
レディ・ガガなどがパワフルなベルティングを聴かせてくれます。
自分の声域を調べ、
その中でもしっくりくる声の分類を見つけることができると、
選曲の向き不向きや課題ポイントなどが把握しやすくなります。
たとえば、その声の分類だとしても、
その音域内で声区の喚声点に個人差があり、
そのポイントをスムーズに移行できるようにすることが必要不可欠です。
つまり喉を痛めてしまわないためにも、
あなた自身の声をしっかりと知っていくということが大切です。





