高音の発声をスムーズにするトレーニングや、
リズムの取り方、声と脳との関係など、
アイズが発行しているメールマガジンの記事を、
分類別に整理して、使いやすくまとめました。
ドンドン活用してくださいね!

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フッキ―の「ボイストレーニングのポイント2」

発行日: 2013.02.14  音楽



みなさんこんにちは、
アイズ金山校のフッキーこと福田です。

1月はボイストレーニングのポイントということで、
必要な環境やツールなど取り上げました。

今回は、無理なくあなた自身に適したボイストレーニングを行っていただくために、
「声の分類」についてお話させてもらいます。


あなたの声の種類がどのタイプに属するかは、
声区の移行が発声する場所、
声域、声質などの要素から総合的に判断します。


ちょっと用語の確認です。

声区(ボーカル・レジスター)とは、
特定の筋肉の使い方で発声し、似かよった声質を持つピッチの範囲を指します。

声域(ボーカル・レンジ)とは、
歌うことのできる最低音から最高音までの全範囲という意味です。

基本的な声のタイプには6つあり、
ソプラノ、メゾ・ソプラノ、アルト、テナー(テノール)、バリトン、バスがあります。

ほとんどの歌手はこれらの分類のどれかに属します。

一般的にソプラノ~アルトが女声、
テナー~バスが男声で分類されます。

下にそれぞれのタイプのおおよその音域を示していきますが、
とくに重要なことは、それぞれの個人の楽器(身体的な)と
スキルのレベルでも変わってくるということです。


それでは、各タイプの音域を見ていきます。


キーボードの真ん中にある中央のドをC4とした場合
(音楽制作では一般的な表示方法)

バス   E2~E4
バリトン G2~G4
テナー  C3~C5
アルト  G3~G5
メゾ・ソプラノ G3~A5
ソプラノ    A3~F6
ベルティング G3~E5

最後のベルティングは、声の種類というよりも、
女性がチェストボイス(地声とか表声ともいう)を使って歌うスタイルのことです。

ほんの一例ですがセリーヌ・ディオンとかマライア・キャリー、
レディ・ガガなどがパワフルなベルティングを聴かせてくれます。

自分の声域を調べ、
その中でもしっくりくる声の分類を見つけることができると、
選曲の向き不向きや課題ポイントなどが把握しやすくなります。

たとえば、その声の分類だとしても、
その音域内で声区の喚声点に個人差があり、
そのポイントをスムーズに移行できるようにすることが必要不可欠です。

つまり喉を痛めてしまわないためにも、
あなた自身の声をしっかりと知っていくということが大切です。