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●腹式呼吸が出来れば歌は上手くなる!って本当?
「歌を歌うには腹式呼吸が良い」と言うような事をどこかで聞いたことがある人は多いと思います。
そうです。
歌を歌う上で腹式呼吸はとても大切です。
しかし、腹式呼吸さえ出来れば歌が上手くなるわけではありません。
腹式呼吸と胸式呼吸。大きく分けて2つの呼吸法がありますが、
いずれも呼吸なので、息の量を変えたり、コントロールすることはどちらでも可能です。
だから、思いっきり胸式呼吸をやっていても上手い人はたくさんいるのです。
歌の上手い下手の感じ方は人それぞれですが、
ほとんどの人は「フレージング(歌い方)」で上手いと感じる(感じさせる)事が多いようです。
じゃ腹式なんていらないじゃんと思われそうですが、
自分や他人の歌に対して「上手いとは思うけど、何か違うな?」と思うことってありますよね。
例えばこんな症状に覚えがありませんか?
「声が小さい」
「歌うとすぐのどが痛くなる」
「ロングトーンが苦手」
「高音が思うように出せない」
「声が真っ直ぐ伸びない(段々揺れてくる)」
等々。
こんな人には腹式呼吸がとても必要になります。
逆を言えば、上記のような症状は、腹式呼吸をしっかり身につければ
ある程度は改善できると言う事です。(まあ、実際はもう少し深い話になるのですが・・・)
腹式呼吸が出来れば歌が上手くなるわけではない。
しかし、腹式呼吸を身につけることで改善出来ることがある。
これが、正しい認識です。
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